オフライン処理の有効活用について紹介

2023年10月31日システム開発,内製化,業務改革

元営業マンの筆者がどうにも馴染めないのがネットワークです。
理由は、「目に見えない」からです^^;
幽霊とかウィルスとか、目に見えないものは恐ろしい。
ある拠点で、ネットワーク通信速度の著しい低下が頻発していました。
地域全域が遅いのか、テナントとして入っているビルに原因があるのか、ファイルサーバーや社内システムのレスポンスがワンテンポ遅く、よく苦情が来ていました。
海外拠点に至っては、その国の政治事情も絡んだりして、極端に通信環境が悪かったりします。

通信が不安定な海外拠点の場合

通信が不安定な海外拠点では、帯域確保された専用線がベストなソリューションなのですが、コスト高が難点です。
参考までに、ある拠点では通信環境が悪く、グループウェアやEラーニングなどのWebブラウザ上で動作するアプリケーションがほとんど使い物にならない中、dbSheetClientのプロジェクトは、問題なく動作していたということがありました。
Excelというリッチクライアント環境で動作するdbSheetClientは、Webブラウザ上で稼働するシステムよりも、データ通信の負荷が軽いのでしょうか。
いずれにしても、決算時等の重要な局面でネットワークに障害があれば、財務統制上のリスクになります。

Excelファイルでデータを受け渡す

ネットワークに接続されていることを前提とした業務運用では、1ケ所でも通信に不安定な拠点があると、別の代替手段を用意しなければならなくなります。
このイレギュラーに、いかに柔軟に対応できるかが業務全体の効率化につながります。
また、この柔軟性の享受が、システム開発を内製化する大きなメリットです。
筆者が代替手段として採用したのは、Excelファイルでデータを受け渡す方法です。
dbSheetClientは、データ入力画面をExcelシートで作成することができるので、その入力画面様式にデータ入力してもらい、メールに添付して送ってもらいます。
通信事情の悪い国でも、メールは遅延しても、届かないことはないからです。
この運用のポイントは、添付ファイルからデータベースに取り込む手順です。
ファイルを開いて、入力データを手作業でコピペする運用では、人為的ミスが発生しやすく、また属人化しやすい作業となります。
dbSheetClientでは、ファイル操作関連のタスクを使って、人為的ミスが発生しにくい手順を確立することができます。

オフラインでデータ入力できる手順を組み込んでおく

このファイルでのデータ受渡は、即時性を求められない業務には有効です。
例えば、予算収集や業務報告など、ある程度、作成期限に猶予がある業務です。
しかし、受発注や在庫管理など、刻一刻変化する業務処理に適用させるには、運用に工夫が必要となります。
元々、通信環境が良くない拠点への対応から生まれた手段ですが、他にも応用できることが分かりました。
常時ノート型PCを持ち歩いている営業マンは、必ずしも会社との通信が確立できる場所にいるとは限りません。
業務システムにオフラインでデータ入力できる手順を組み込んでおくと、通信が確立できない場所での時間の有効活用につながるかもしれません。
また、主管部署が異なるプロジェクト間のデータ受渡についても、ファイルを介して行うとデータの整合性を担保できます。
Excelをそのまま包含したdbSheetClientならではの柔軟性ではないでしょうか。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)

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