Git/GitHub
ウクレレ教室に通い始めて早一年、先日、悪夢のデビューを果たしました(涙)
練習もサボり気味なのに、いきなりソロで演奏することになり、ボロボロでした。
失敗は、成功の元と言いますが、自分よりも、ウクレレの先生に申し訳なくて落ち込んでいます。
しかし、今まで音楽を聴く側にいたのが、音楽を聴かせる側に立ったことは、感慨深いものがあります。
何事もまず「やってみる」ことの大切さを、身をもって知った今日この頃です。
今回は、新バージョン「EX11」の新機能「GitHubサービスによるバージョン管理」について、ニューコム社の製品開発部の方へのヒアリングを元に紹介させて頂きます。
dbSheet EX11リリース
先月(2025年3月)dbSheetの新バージョンがリリースされました。
「dbSheetClient」の「Client」が取れて、EX(Excel Transformation)が付いて生まれ変わりました。
今回紹介する「Gitサービスによるバージョン管理」以外にも様々な改良が加えられました。
中でも64bit対応になったことは、メモリ空間拡大により、大容量データの圧縮効率が上がり、処理スピードのアップが期待されます。
また、小規模のプロジェクトを数多く開発・運用している管理者にとって、起動メニューのプロジェクト表示の改善は、欲しかった機能の一つではないでしょうか。
他にも、システムDBにMySQL追加やログイン情報の保存等、着実に製品の質を高めています。
GitHubとは
GitHubは、2008年4月10日に開始されたサービスと聞いて、ビックリです。(17年前)
関心のない情報は、頭に入って来ないものですね^^;
GitHubは、バージョン管理システム「Git」をベースに運営されています。
アカウントを登録すると、誰でも無料で利用することができます。
プロジェクトのコードや関連ファイルを保存する場所(リポジトリ)の提供を受けることができます。
「リポジトリ」は、公開・非公開を選択でき、複数人で共同編集が可能です。
また、履歴を残しながら更新することができます。
オープンソースのソフトウェアは、Githubをホスティングスペースにしている開発者が増えているようです。
Java等のWeb系アプリでは、良いライブラリを探して再利用する開発スタイルになってきているため、ライブラリごとの入替が重要で、そのためのバージョン管理が必須条件になります。
Githubで公開されたソースは、開発者の実力を示すコンテンツとなり、いわゆる「作らない技術」の基盤にもなっています。
dbSheetへの適用
まず、GitHubサイトでリポジトリを作成します。
リポジトリ作成時のデフォルトは、「Public」(公開)になっています。
ここは、「Private」(グループや明示したユーザー限定)に変えることをお忘れなく。
作成したリポジトリのURLをdbSheet管理画面のプロジェクト登録画面にて設定します。
GitHubによるバージョン管理を使うか使わないかは、プロジェクトごとに選択できます。
リポジトリを設定したプロジェクトでは、プロジェクトファイル、excelブックの保存先をGitHubにすることができます。
GitHubサービス利用メリット
まだ、新バージョンを使ったことがないので、説得力に欠けますが、メリットとしては、excelブックのバージョン管理が大きいのではないでしょうか。
dbSheetのプロジェクトファイルは、サーバーへのアップロード回数が記録されるため、この情報を使って、簡易に、バージョン管理することができます。
対してexcelブックは、開発者がバージョン管理せざるを得ませんでした。
ニューコム社では、共同開発案件の場合、保守性を重要視して1ブック1シートで開発していた時期があったそうです。
プロジェクト変数が使えるようになって、その運用は緩和されましたが、excelブックのバージョン管理は、相変らずの課題だそうです。
その課題に対するニューコム社の受託開発部門からの機能改善要望が「Gitサービスによるバージョン管理」にて実現されたようです。
このように、システム開発の最前線のニーズを製品に反映させられるのがdbSheetの強みですね。
Gitでは、バージョン管理したいプロジェクトファイルやexcelブックを保存する時、コメントを入力します。
コメントは、誰がいつどこを編集したかを記録しておくとよいとのことです。
このバージョン管理は、共同開発時のみならず、単独で開発する場合にも重宝すると思われます。
過去の任意のバージョンに戻すことができるので、ファイル保存に「UNDO」機能が付いたようなものですね。
新バージョンEX11がユーザーに本格運用され始めるのが楽しみです。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)
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