監査

ある事象・対象に関し、遵守すべき法令や社内規程などの規準に照らして、業務や成果物がそれらに則っているかどうかの証拠を収集し、その証拠に基づいて、監査対象の有効性を利害関係者に合理的に保証すること。
(ウィキペディアより)

数学の世界
会計監査の場合、監査対象となる仕訳は膨大な件数となるので、通常は特定の条件(科目や金額等)で母集団を決めて、確率統計手法に基づき、サンプリングして抜き出した案件のみについてチェックします。
第三者に監査の有効性を担保するためにも、母集団の決定プロセスやサンプリング手続きについても、論理性、合理性が求められます。
人の恣意を排除することが前提なので監査対象案件の抽出は、システムで処理できる業務とも言えます。
監査対象がデータベース化されていると圧倒的スピードで母集団やサンプルデータの決定が完了します。
データベースを自在に扱え、Excelという汎用フォーマットに抽出結果を出力することが得意なdbSheetClientは監査業務の強力なツールとなります。

統制がとれているとは?
筆者はISOの内部監査員を担当したり、会計監査に応対したり、監査関連の業務に就いている同期入社組がいたりと、監査という業務に無縁ではありませんでした。
監査は、どちらかというと後ろ向きの業務として捉えられがちですね。
監査を主な業務とされている方、ゴメンナサイ^^;
監査する側は、被監査部門を「アラ探しする」というイメージを抱かれてしまうのではないでしょうか。
監査する側が、最初に被監査部門に抱くイメージは「統制がとれているか、いないか」です。
統制がとれている組織では、要求した証憑(事実に基づくデータ)をすぐに提示することができます。
逆に、統制がとれていない組織では、提出までに時間がかかったり、内容に不備が多かったりします。
統制がとれている組織と統制がとれていない組織では監査効率に圧倒的差が出ます。
外部監査では、監査費用にも影響します。
監査する側としては、統制がとれている組織を担当したいですね^^

予防が大事
重大な事件・事故発生の背後には、「ヒヤリ」「ハット」する事象の多発が知られています。
重大な事件・事故の兆候を察知し、発生前に対策を立てて、未然に予防できれば、発生後の対処に比べて圧倒的にコストや労力を軽減させることができます。
この予防の価値が共有できている組織は強い組織なのではないでしょうか。
一般的には、「予防」という行為は地味で、ドラマ性がなく、達成感が少ない行為です。
この陰の努力に、いかにスポットライトを当てるか、難しい課題ですね。
監査は、この「予防」というプロセスのカギも握っていたりします。

経営改革のヒント
談合問題でよく耳にしたのは、「業界の常識が世間の非常識」(笑)
良いことも悪いことも、同じ組織内では、なかなか気がつかないのではないでしょうか。
あえて、第三者の目が触れる機会を作り、内輪では浮かばない発想を期待するのも経営改革の糸口としては、アリだと思います。
監査は、まさに部外者の視点で業務を監視する機会なので、活用しない手はないと思います。
監査業務(特に内部監査)に、ルール違反の摘発だけでなく、経営改革のPDCAが回っているかをチェックする視点を取り入れてみてはいかがでしょうか。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)