dbSheetClient導入編(1)

2021年8月2日

新年度に入りましたね。
皆さん慌ただしい日々を過ごされていることと拝察いたします。
今月は、何回かに分けて、筆者がdbSheetClientと巡り合った経緯について書いてみます。

IT戦略の黎明期
筆者は、2002年に営業部門から情報システム部門へ異動になりました。
当時は、社員1人1台のパソコン配備が進行中の頃でした。
社員が、パソコンを武器として使いこなせるようにインフラ整備やIT教育を推進していこうという時期です。
たぶん、情報システム部門も人手が足りなかったのでしょう。
そのような事情で、コンピューター関連機器を販売していた部署に所属していた筆者に白羽の矢が立ったのかもしれません。(営業成績も良くなかったし^^;)

Web&スクラッチ
基幹システムは、オフコンを使っていました。
新たな業務システムをオフコン上で開発する案件は、ほとんど発生せず、部分的なプログラム改修がメインだったと記憶しています。(筆者は、オフコン開発担当ではなかったので実際は不明ですが)
代わりに、ニーズが高まってきたのが、「情報系」と呼ばれる業務システムです。
基幹システムに蓄積された売上データや仕訳データをオープンなデータベースに取り込む仕組みを構築して、そのデータベースから必要に応じて、情報を検索、抽出、集計して2次利用するシステムです。
例えば、特定の得意先に販売した商品の売り単価や仕入単価を型番の文字列から参照する、あるいは、特定の商品分類の月別売上推移を集計する等です。
今では当たり前の業務システムですが、オフコン上で開発すると、専用エミュレーターソフトがインストールされた端末でないと使えず、アウトプットは、帳票用紙(ストックフォームと呼んでいた)への出力になります。
情報系システムは、各パソコンに標準でインストールされたWebブラウザ上で稼働することが画期的でした。
システム開発に使っていた「ASP」という開発言語は、ホームページを構成するhtmlファイルに似た記述方式です。
テキストエディタで1からプログラムを記述していく、いわゆる「スクラッチ」と言う開発手法です。
1つの言語に習熟すれば、他の言語も短期間で習得できると聞いてはいましたが、筆者はあの訳の分からない文字の羅列はどうしても覚える気になりませんでした^^;

聞く力
プログラミングがサッパリの元営業マンの筆者は、現場を回って業務システムの要望を聞いて回る御用聞きでした。
その要望を情報システム部門の他のメンバーに伝えて、新規にメニューを開発、あるいは、既にあるシステムを改良してもらいます。
この時期にユーザーからニーズを聞き出すスキルが身についたのではと思います。
ニーズの捉え方が浅いと追加要望が発生し続け、なかなか完結しません。
ニーズの背景まで把握することで、ユーザーの気がつかない機能まで提案することができるようになります。
ニーズの背景とは、例えば、その業務の前後のプロセスや他部署や顧客との繋がりです。

スクラッチの弱み
ユーザーと開発者との橋渡しの役割をこなすうちに、システム開発上、どんな機能が簡単か複雑か何となくわかるようになっていきました。(筆者は相変わらずプログラミングにはノータッチでしたが^^;)
条件を指定して検索・抽出・集計するプログラムは、比較的短時間で開発できていました。
データを更新、あるいは追加するプログラムは、ユーザーが要望する手順にもよりますが、開発に時間がかかるようでした。
また、利用ユーザーを限定する仕組み(認証)や利用ユーザーの操作が記録される仕組み(ログ)を組み込む場合も、標準化が難しいように感じました。
当時は、比較的寛容な時代でしたので、コンプライアンスやセキュリティを担保する機能を実装していなくても問題ありませんでしたが^^;
たまに、データベースやブラウザのバージョンアップの影響で、画面表示が乱れたりしました。
修復は難しくないようですが、稼働システムが多いと対応する作業もそれなりに負荷になります。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)