dbSheetClient格闘編(完)

最近は、巣ごもりを強いられて外食する機会がメッキリ減りました。
その反動でしょうか、外で食事することがとても楽しみになりました。
家庭とは違う空間や味覚を満喫できるって、小さな幸せだったのですね。
いろいろな店を訪れると、好感が持てるお店には共通点があることに気づきます。
注文を取りに来るタイミング、料理が出されるまでの時間が絶妙なところです。

最大の難関はスピード
dbSheetClientの一番の特長は、Excelで行なっている業務について、現場の抵抗を最小限に抑えてシステム化できるところです。
しかし、まったく現場の抵抗がないかと言えば、そうとも限りません。
特に、日常頻繁に行なう業務では、システム化する前と比較して、僅かでもレスポンスが落ちると、クレームに晒されます。
このスピードという指標は、決して開発者の感覚ではなく、現場の感覚を優先しなければなりません。

違和感の正体
ある部門向けに受発注システムを企画した時のことです。
得意先からFAXで届く注文書をメーカー発注システム経由で手配する業務の効率化でした。
注文書には手配に必要な商品コードが記載されていないため、Web系のデータベース参照画面で過去の計上データから形名の一部をキーワードとして検索し、商品コードや売上単価、仕入単価を照会します。
照会した情報を注文書の欄外に手書き、またはExcel様式にコピペして手配入力原稿としていました。
最初は、タスクタイプ「入力画面」でキーワード(形名の一部)を入力、タスクタイプ「検索付きデータ照会」で
キーワードが含まれる計上データを表示して、選択したレコードを手配入力原稿に転記という流れでタタキ台を作成しました。
ユーザー部門向けにタタキ台をデモンストレーションしたところ、どうもウケがよくないのでした。
得意先からの注文書には100種類以上の製品が記載されていることも珍しくなく、dbSheetClientのタスクを使った「キーワード入力→検索→選択→キーワード入力→検索→選択」の繰り返しが100回以上発生します。
従来の手順に比べてヒットした情報を手配入力原稿にコピペする手間は省けるのですが、Web系のデータベース参照画面より僅かにレスポンスが落ちることが、ユーザーに違和感を与えていることと想像できました。

発想の転換
これ以上のレスポンス向上を半ば諦めかけていた時、閃きがありました。
システム起動時に数万件の過去の計上データを特定のシートに展開して、後はExcelの機能で処理することを思いつきました。
この発想の転換により格段にレスポンスが上がりました。(該当レコード抽出時間が一瞬に!)
改めて、Excelを味方につけたdbSheetClientの潜在能力を知ることになりました。

継承編に続く
格闘編は、今回で終わります。
しかしながら、筆者の8年間のdbSheetClientとの悪戦苦闘は、まだまだ語り尽くせません^^;
またの機会にご紹介したいと思います。
次回からは、システムを内製化する上で、重要な「継承」をテーマにします。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)