2025年の崖とは? いかに乗り越えるかを解説

2023年9月28日システム開発,データ活用,デジタルトランスフォーメーション

経済産業省が喧伝している「2025年の崖」は、筆者を含めたIT分野に携わる人たちに少なからぬ変化をもたらすのでしょうか。
新しもの好きで楽観主義の筆者は、この時限爆弾付きの変化を前向きに捉えています^^

2025年の崖とは

皆さんにとっては、耳タコかと思われますが、「2025年の崖」について、おさらいしてみましょう。
現在の基幹システムは、複雑化、老朽化、ブラックボックス化して、維持管理が困難になりつつあります。
さらに、IT人材の引退やレガシーシステムのサポート終了が拍車をかけ運用・保守コストが増大します。
IBMのAS/400やSAPのERPも一部サポート終了が迫っているとのことです。
この崖を跳び越えられないと、新しいIT戦略への投資に費用を回せなくなり、競合企業との競争に勝てなくなるというリスクです。

データの蓄積をメジャーなデータベースに変える

経産省も指摘しているDX(デジタルトランスフォーメーション)の課題にデータの利活用があります。
事業部門ごとに構築されたシステムは、全社でデータを集計、検索、抽出することができない、あるいはタイムラグが生じます。
また、蓄積されたデータをテキストファイル形式でしか抽出できないなど、既存システムには、データ活用に課題があります。
この情報を蓄積する仕組みをメジャーなデータベースに変えていくことで、データ活用や複雑化したシステムをシンプルにしてゆく活路が見い出せるのではないかと思います。
dbSheetClientは、SQL、オラクル、DB2など主要なデータベースと連携するシステム開発ツールです。
長いスパンで業務システムを構築する上での条件を満たしていると思います。

業務システムと会計システムとの切り分けを考える

借方だ、貸方だ、いまだに分からない筆者です^^;
基幹システムは、企業会計を担保する重要な役割を担っています。
取引を仕訳して日計表に落としたり、現金出納帳や預金出納帳を生成し、貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などの財務諸表を作成するために不可欠なシステムです。
ERPは、この会計上の機能に加えて、様々な経営の指標となる情報を集計・分析する機能が充実しています。
「2025年の崖」で、複雑化、ブラックボックス化が課題となっているのは、この会計上の仕訳手前部分で、いわゆる業務システムがターゲットになります。
現場の要求を最優先でカスタマイズ(部分最適化)した結果なので仕方ないですね。
この業務システムと会計システムとの切り分けがうまくできれば、「2025年の崖」を克服する糸口に繋がるのではないでしょうか。
Excelは得意ですが、簿記の資格をまったく持っていない筆者の妄想は参考にならないでしょうが(笑)

情シス部門で求められるスキルを常に意識する

DX実現シナリオの中に2025年以降に変わる特筆すべきことが書かれていたので、ご紹介します。
まず、現在数カ月かかっている新しいサービス追加のリリース作業は、数日間になるそうです。
システム開発のリードタイムを短縮するための使い勝手の良い開発ツールが必須となるでしょう。
企業内の情報システムを担うIT人材の比率は、現在の「情シ:ベンダー」(3:7)から、(5:5)へ
やはり、どこの情シ部門でも求められるスキルは何かを常に意識して日々の業務に当たるべきですね^^;
そして、IT人材の年収は、現在の平均600万から2倍に増える(欧米並み)らしいです。
情報システム部門のエンジニアが尊敬のまなざしを受ける時代は本当に来るのでしょうか。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)

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