脱Excelの限界

Web会議やテレワークは、業種業態にもよりますが、この2年間で「あっ」と言う間に普及しました。
「働き方改革」(時間や場所に縛られないワークスタイル)や「生産性向上」(時間当たりの成果)が、皮肉なことに、新型コロナウィルスによって、もたらされた感があります。
筆者のライフスタイルも、フリーランスになったことで大きく変わりました。
最近ほとんど毎日、ランチは自前のパスタです。
和食と違ってイタリアンは、後からいくらでも修正がきく、アジャイル開発的な料理なので(笑)、初心者の筆者でも、辛うじて食べられるものを作ることができています^^;
人と直接面談することがないため、大好きなニンニクをフンダンに入れてペペロンチーノを作っています^^/

脱Excel困難な業務

前回、Excelの課題である「情報共有」「属人化」「取扱い情報量の限界」「ブラックボックス化」「管理者不在」等を克服できれば、Excelを味方につけた方が合理的であると申し上げました。
そして、dbSheetClientは、それらExcelの課題克服を実現するツールであります。

現在のシステム改革の大きな流れとして、クラウドサービスへの移行(スケーラビリティや働き方改革の観点より優位)、プラットフォーム依存からの脱却(スマホやタブレットの普及)があり、Excelで行う業務には逆風です。
しかしながら、脱Excelがすぐには難しい業務も存在します。
dbSheetClientのターゲットは、この「脱Excel困難な業務」です。
さて、どのような理由で、脱Excelが難しいのでしょうか。理由は、主に2つあると思われます。
1つは、技術とコストです。Excelと同様のパフォーマンスを持たせることが難しい、または、それを実現するために開発コストが、かかり過ぎるという課題です。
そして、もう一つは、現場の抵抗です。現状維持派は、業務の継続を盾に変化を拒む傾向にあります。
改革を推進する組織と現状維持に固執する組織が衝突した結果、改革推進派が、現状維持派を説得しきれないケースも多々あるのではないでしょうか。

本店vs支店

改革推進派と現状維持派のわかりやすい対立構図として、本店と支店で考えてみましょう。
本店は、各支店から情報を収集・集約する業務を担っています。
支店は、作成した情報を本店へ提出する役割を担っています。
例えば、売上計画や経費予算が情報で、それらが本店にExcelファイルで送付されてくると、集計する部署では極めて前近代的な作業を強いられることになります。
支店の数が5つで、各支店には部が5つあって、各部には最低3つの課がブラ下がっているとなると
5×5×3=75個のExcelファイルと格闘することになります。(格闘は、大抵の場合、1回では終わらない)
末端の課にも言い分があって、売上計画を立てさせている担当者10名から数字を集計しなければいけなかったりします。
数字と言っても年間の売上合計だけを収集するだけではなく、ビジネスユニットや売上予定時期ごとの明細にわかれた情報となります。
ベテランから新人までが入り乱れた組織では、ITリテラシーにバラツキがあり、必然的に全員が共通して使えるExcelを利用したデータ収集になっているのかもしれません。
また、データ収集の雛形となるExcelファイルは、現場の知恵がたくさん詰め込まれていて、代わりのツールに置き換えるには、タフなハードルが待ち構えています^^;
というわけで、前近代的な作業から解放されたい本店と利便性のある従来のやり方を変えたくない支店とのせめぎ合いになるのです。

崖は必ず現れる

脱Excelがすぐには難しい業務は、経産省が警鐘を鳴らす「2025年の崖」とも言えます。
ある日突然、従来の業務フローが回せなくなるリスクを内包しているのです。
その引き金は、例えば、ベテラン社員の退職、あるいは、ビジネス上の大きな変化やシステムの老朽化です。
dbSheetClientが、崖から落ちて大怪我をしないようにする最適解として採用されるシーンをよく目にするようになってきました。
現場Excelを使って、アジャイル開発を志向するdbSheetClientは、短時間でシステム仕様の確認ができる、あるいは、現場サイドの要望に対して、柔軟に変更対応できます。
この開発手法が、技術・コストの課題、現場抵抗の課題を最もクリアしやすいアプローチとなるのです。
また、前回ご紹介した通り、dbSheetClientは、汎用のデータベースを使っているため、他のツールやプラットフォームとの連携、棲み分けができることも柔軟に脱Excelを進める上で、優位になります。
つまり、データベースの情報をExcelに抽出する、抽出した情報に、情報を付加してデータベースに戻す、これらをシームレスな手順でシステム化することができるのです。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)