DXは意欲的に内製化を進めている企業がうまくいっている

2023年11月1日システム開発,デジタルトランスフォーメーション,内製化

筆者にとって、表計算ソフトと言えば「ロータス123」でした。
36年前のハンズオン製品説明会で、初めて体感した時の衝撃と感動は、今でも覚えています。
なにしろ、電卓で計算した集計表の縦計と横計が一致しないという大迷宮にいつも悩まされていましたから(笑)
月日は流れ、「ロータス123」は消え去り、「Excel」が大きなシェアを占めるようになりました。
表計算ソフトの基本機能は、昔から大きく変わっていないのですが、2つの製品の命運を分けたのは何だったのでしょうか。
巷には、このような栄枯盛衰がなんと多いことでしょうか。
そして、その変化のスピードが、年々速くなってきています。

DX先行企業の手法とは

DX(デジタルトランスフォーメーション)は、IT業界のみならず、バズワードになっています。
周囲のお祭り騒ぎに振り回されず、DXの本質をよく理解し、着々と行動を開始している企業があります。
DX先行企業の情報を紐解くと、成功に導いている要因が見えてきます。
1つの要因に「内製化」というキーワードが、頻繁に見受けられます。
DXの本質は、「高速に変化し続ける企業文化を培うこと」と捉えられます。
ITの役割は、変化への即応力、破壊的競争力、価値創出の手段へと変化しています。
ITは、事業を差別化するための武器であり、競争力の源泉となっているのです。
この競争力の源泉を社内に蓄積し、磨きをかけていこうとするのは、当然の流れと言えるでしょう。

内製化に必要な2つのこと

DX推進のキーワードとされる「内製化」は、一朝一夕に達成できるものではないと思います。
そこには、様々な壁が立ち塞がっているからです。
主に、2つの壁の存在があります。
1つは、人材です。
現場の業務に精通し、かつ、ITの知識・技術も持っていることが必要十分条件なのですが、条件を満たす人は、ほとんどいません。
大企業では、人材も豊富なため、優秀なメンバーを招集して、プロジェクトチームを組織しています。
一般企業では、事業部門内にIT技術者を抱え込むか、外部のベンダーと共創関係を築くという選択肢を取っているのかもしれません。
もう一つの障壁は、時間とコストです。
プロジェクトの成果を出すまでに、何年もかけさせてもられませんし、予算もかなり制約を受けているのではないでしょうか。

現場でExcelを使っている場合はdbSheetClientがおすすめ

現場で業務にExcelが使われている場合、dbSheetClientは、人材面と時間・コストの問題を低減することができる開発ツールと言えます。(前回ご紹介した通り)
初心者向けの簡易ツールでは、システムが簡単に開発できても、実際には業務に使えないという結果に終わる場合が多いのではないでしょうか^^;
dbSheetClientは、SQLやVBAなど、従来の開発言語も併用できるため、非常に汎用性が高いツールですが、反面、習得するためにはそれなりの時間がかかります。
そこで、最初は、ゼロから開発するのではなく、熟練者が半ば開発したシステムを仕上げる、あるいは、仕上がったシステムの微調整から着手することを推奨いたします。
業務に精通されている方が、内製化を担う開発者として成長していくためには、このようなプロセスを経ることが大事だと思います。

内製化の起点はアジャイル開発

内製化の起点として、アジャイル開発にもスポットライトが当たっていますが、ITベンダーや情報システム部門には、馴染まない開発手法であると感じています。
ITベンダーや情報システム部門の思考には、「キッチリと仕様を決めてからスタートする」「かかった工数を管理する」「途中の変更は受けない」「変更を受けると納期が守れない」「仕様変更は予算オーバー」という文化に慣らされているからです(笑)
当然、アジャイル開発にも、予算や納期がつきものですので、相当の技術力を持っていないと、システムが完成しない(仕様と予算の問題で)なんてことも十分考えられます。
しかし、なんとかして、この壁を乗り越えてゆかないと、次のステップに進めないのです。

行動なき企業の末路

「まず行動を起こす」ということに、行きつかない企業は、現場力が衰退していきます。
そして、現場力が衰退した組織風土は、劣化の一途をたどっていきます。
これも、「2025年の崖」になるのではないでしょうか。
慣れ親しんだExcelをスモールスタートのキッカケにされたい方は、ニューコム殿にご相談ください。
まず、行動を起こしましょう!

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)

☆おすすめ情報☆☆☆
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