予実管理にみる時代の変化

2021年10月16日

いまは、VUCAの時代だそうです。
VUCA(ブーカ)とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取って並べたものです。
今までは「例年通り」で成り立っていた社会の循環サイクルが、気候変動やコロナ禍、情報革命(SNS)の影響で、混沌(カオス)に見舞われていて、この先の社会状況は、もっと流動的になっていくことが予想されます。

狂った予算の使いみち
未曾有のコロナ禍は、顧客への訪問や飲食を伴う接待を禁止にさせました。
その影響で旅費交通費や交際費の支出が抑えられ、経費予算を大きく狂わせたのではないでしょうか。
浮いた予算は、売上減の補填に充てられたのでしょうか。
それとも、Web会議システムやネットワークインフラ強化など、顧客とのコミュニケーション手段の整備拡充に使われたのでしょうか。
Web会議やテレワークは、コロナ禍以前と比べて、かなり裾野が広がったと思います。
そして、コロナ禍が落ち着いた後も、このコミュニケーション手段やワークスタイルは、定着するものと思われます。
その理由は、多くの人が最新デジタル技術による生産性向上を体感されたからです。

軌道修正間隔の短期化
最近、予実管理のニーズが高まっています。
半期から四半期、そして、毎月と、見通し確認の頻度がどんどん短くなってきているとお聞きしました。
背景には、ビジネス環境の変化が速く、そして、大きいからであり、この傾向は、ますます強くなってくるとのことです。
各企業は、変化に適応するために様々な方法を試されていると思います。
この過去の延長線上にない事態に対応する1つの方策にもデジタル化が有効です。
デジタル化することで、PDCAサイクルを回すための共有や分析のスピードが格段に上がるからです。

足枷となるレガシーシステム
製造業の工場では、販売部門からリアルタイムに見込み情報の収集ができても、生産設備側の対応が取れないという課題があるそうです。
いわゆるレガシーシステムがコアな生産調整ロジックを担っていると、見通し→計画再調整→設備・在庫の再計画が一気通貫で行えず、最適解を算出するまでの時間がかかるからです。
今後は、ブラックボックス化したレガシーシステムを切り離すことまで踏み込んで業務改善を図る必要が出てくるかもしれません。
しかしながら、現状稼働しているレガシーシステムをリプレースすることは並大抵のことではありません。
工場の生産サイクルは、レガシーシステムが担っている複雑な処理(ロット生産やリードタイム、在庫管理などの諸条件を満たす最適解を算出)をベースに、長年にわたり稼働しているからです。
多くの会社で、これらのレガシーシステムの取り扱いを巡って途方に暮れているのかもしれません。

客観的事実の価値
過去の経験や勘が通用しない時代とも言えますが、短いスパンの未来を予想するのであれば、そのヒントは、過去にもあるのではないでしょうか。
少なくとも年間の予算目標を均等割りした見通しよりも、過去の取引実績から割出した月割りや客先・商品構成比の方が、圧倒的に信ぴょう性があります。
しかし、会社の経営計画から割り出された売上目標は、時に絶望的とも言えるほど、実態とかけ離れてしまいますが^^;
過去の事実がデータベース化されていれば、BIツールを使って集計してグラフ化することができます。
集計結果をグラフ化することで、チーム内での認識共有を強固にすることできます。
そして、強固な認識共有は、分析から次の行動へのヒントを想起することにつながります。
即ち、経験や勘も計量化できれば、大きな強みにすることができるのです。
計量化のためには、データ収集の仕組みを早急に大規模に構築していく必要があります。
そのツールとして最有力なのがdbSheetClientです。
現場のデータ管理にExcelを利用している場合、入出力のインターフェイスとして、そのままExcelを活用し、現場情報をデジタル化できるかもしれないからです。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)