気が付けばDX(完)

2021年8月2日

企業は、世の中の変化にうまく適応して変わり続けないと生き残ることができない宿命にあります。
近年、変化のスピードは、インターネットの普及、デジタル化の影響で凄まじい速さです。
DX(デジタルトランスフォーメーション)は、この凄まじいスピードへの追随を促しているのでしょうか?

DX推進体制
気が付けば、各部門からデータ活用の視点を持った課題意識の高いメンバーが自然に集まってきた。
そして、メンバーたちは、自発的に情報共有の場を作り始めた。
そこでは、ごく普通に「AI」や「IoT」の話題が出る。
先日も最適な保守巡回ルート策定について、AI(人工知能)を活用することができないかという話になった。
顧客の住所や機器の設置数だけでなく、過去の点検結果も考慮した最適ルートを機械的に策定できれば、専任担当者の負荷が軽減されるかもしれない。
さっそく、巡回ルート計画部署のA君を担当として可能性を調査することになった。
保守担当のB君から点検機器にIoTセンサーデバイスを取り付けるアイデアが出た。
いくつかのデバイスメーカーの製品評価にも既に着手しているとのこと。
振動と騒音を常時状態監視して、故障の予兆を遠隔から把握するアイデアである。
先日、保守部長が、B君のアイデアをメーカーに打診した。
IoTについては、メーカー社内でもプロジェクトチームを編成して検討しているが、総論賛成、各論反対で、なかなか先に進めなかったとのことだった。
メーカーとしては「渡りに船」で、実証実験に協力的であり、多少の費用負担もやぶさかでないようである。
これで、より質の高い保守サービスをメーカーと共創できる流れができた。

妄想のサクセスストーリー
担当役員「○○地区の保守を担当していたA社が今年いっぱいで撤退することにしたみたいです。」
社長「何があったんや?」
担当役員「メーカーからのIT化への要望に対応できないと白旗上げたそうです。」
社長「ITは人やら金やら急に対応せえ言われても無理やからなぁ~」
担当役員「というわけで○○地区のカバー、打診されてきました。」
社長「なんや、先にそれを言わんか(微笑)」
その後、桜満開サービス(株)は、インターネット上に、ユーザーサイトを開設した。
このサイトでは、保守契約更新や作業報告書ダウンロード、機器の買い替え、移設、廃棄の相談受付が行なえる。
サイトの効果もあって、保守サービス業務全体の生産性が上がったため、競合他社より質の高いサービスを低価格で提供できるようになった。
同業者が撤退する中、カバーする地域の拡大に発展、他メーカーからも保守業務委託依頼の話が来るようになった。
他社より先に行動したことが差別化を生んだのだった。
さらに生産性を上げるため、基幹システムと連携した経理処理の効率化にも着手している。
退職したベテランや子育て世代社員のニーズに応じた人事制度も着々と整備されている。

システム内製化が鍵
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、業務効率化やコスト削減ではなく、デジタル技術を活用して、競争力や差別化を生み出す手段を高速でアップデートする体制の構築です。
アップデートスピードを上げ、アップデートコストを抑えるためには、システムの内製化がキーとなります。
システムの内製化には、システム開発ツールが必要不可欠です。
そのツールの選択は、内製化を進める上で、最も重要なファクターとなります。
dbSheetClientは、基幹システムとの連携や蓄積されたデータを有効活用する上では、いわゆるノンプログラミングツールとは一線を画すツールです。
ユーザー部門で現場の業務遂行に耐えうるシステムを開発できる稀有なツールです。

中小企業の強み
大きな組織では、DXの取り組み方針を決める上で、経営戦略とのリンクや現場のコンセンサスに多くの時間がかかります。
中小企業では、それらにあまり時間をかけずにスモールスタートできることが強みであり、いったん歯車が噛み合い始めると、短期間で絶大な効果が出る可能性を秘めています。
桜満開サービス(株)が、気が付いた時にはDXを達成していたように(笑)

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)