アジャイル開発時代におけるRFP

2023年7月26日システム開発,内製化

皆さんは「レガシー」という言葉を聞くと、どんなイメージを抱かれますか?
「時代遅れ」というネガティブなイメージを持たれる方が多いかもしれませんね。(特にIT業界の方^^;)
昨年末から、広島、松山、長崎を訪れました。たまたまですが、すべて路面電車が走る街でした。
路面電車は、いま話題のEVであることに、いまさらながら、気がついた次第です。
そして、「レガシー」という言葉が、脳裏に浮かびました。

アジャイル開発時代

緻密なシステム要求仕様を顧客と長い時間かけて紡ぎあげ、満を持して開発に入る。
しかし、開発途中で市場の変化や新たな顧客ニーズの顕在化によって、いわゆる「ちゃぶ台返し」となる。
納期、コストを守るために変化を無視する苦渋の決断を下すのか。
それとも、ズルズルとサービス開始をズラして、湯水のように、お金と技術者を投入し続けるのか。
どちらも、請け負ったベンダー側は、契約(合意したRFP)を盾に痛手を受けないよう保身しています。
発注した顧客は、二度と同じ轍を踏まないよう自衛することでしょう。
従来のウォーターフォール型開発手法と人工(にんく)消費型ビジネスモデルが崩壊していくのは、明白です。

協業と意思疎通

協業(コラボレーション)と意思疎通(コミュニケーション)は、どんなプロジェクトにおいても重要です。
そして、アジャイル開発環境においては、特に重要です。
アジャイルプロジェクトのRFPを作成する際は、開発チームとクライアント間の協業と意思疎通の必要性を強調することが重要です。
RFPには、定期的な進捗チェックや報告(フィードバック)の必要性を明記し、プロジェクト全体で両者が密に情報共有するための意志疎通計画を策定する必要があります。
そして、計画には、発生する可能性のある課題や懸念事項を解決するための明確なプロセスの確立を含みます。
さらに、RFPは、アイデアやフィードバックを自由に共有できるオープンで透明なコミュニケーション文化を奨励する必要があります。
これには、「4つのアジャイルセレモニー」(①スプリント計画ミーティング、②デイリースタンドアップミーティング、③スプリントレビューミーティング、④スプリントレトロスペクティブ (振り返り) ミーティング)などによって実現できるのではないでしょうか。

柔軟性と適応力

RFPは、プロジェクトの進行に伴い要件が変わることを反映し、開発チームがこれらの変更に迅速に対応できるようにする必要があることを示します。
これには、変更の優先順位を決めるプロセスを確立し、すべてのステークホルダーに変更を伝えるプロセスを含めます。
柔軟性と適応性を促進する方法の1つは、開発の反復的なアプローチを採用することです。
プロジェクト全体を最初に計画するのではなく、開発チームは短い反復を繰り返し、定期的に進捗を評価し、必要に応じて調整を行います。

アジャイル手法

RFPには、プロジェクトがアジャイル手法を使用して開発されることを明確に示します。
また、使用される具体的な手法(スクラム、カンバンなど)の詳細を含める必要があります。
そして、開発チームが選択した手法に対する経験があることを確認し、その専門知識の証拠を提供できることが重要です。
RFPは、手法をサポートするために使用される具体的なツールやテクノロジーも明確に記述する必要があります。
たとえば、プロジェクトがスクラムを使用する場合、製品バックログ、スプリントバックログ、スプリント計画に使用されるツールを指定する必要があります。
さらに、RFPでは、プロジェクトに必要な手法のカスタマイズや調整について明確に記述する必要があります。
たとえば、プロジェクトに複数のチームや分散したチームが含まれる場合、効果的なコラボレーションやコミュニケーションを確保するために手法を調整する必要があるかもしれません。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)

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