Excelが犯す5つの大罪からの解放
経済産業省が「DXレポート」で警鐘を鳴らした「2025年の崖」。
気が付けば、私たちは今、2026年という新しいフェーズに立っています。
皆様の組織では、レガシーシステム(老朽化・複雑化した既存システム)の刷新は計画通り進んでいるでしょうか。
雑誌『日経コンピュータ』の連載「動かないコンピュータ」は、多くの示唆を与えてくれます。
経営や人生において、成功事例は必ずしも再現性があるとは限りませんが、失敗事例はリスクを回避するための極めて貴重な情報源です。
個人的には「崖から落ちた企業」という連載が始まってもおかしくない時代だと感じています。
今回は、長年、企業活動の集計・管理を支えてきたExcelの「死角」を再認識し、dbSheetによる“現実的な脱Excel”について解説します。
Excelが犯す5つの大罪
① データガバナンスの欠落
Excel運用の最大の弱点は、データが「ファイル単位」で散在することです。
バージョン違いのファイルが乱立し、どれが正解か分からない「データのサイロ化」が発生します。
これはファイル管理という仕様上、避けられない構造的欠陥です。
② 属人化とブラックボックス化
「このファイルは〇〇さんにしか触れない」という状況は、多くの現場で見られます。
複雑な関数やVBAマクロで構築されたツールは、作成者の異動や退職によって中身が解読不能なブラックボックスと化します。
③ 入力・集計ミスによる品質低下
手入力やコピー&ペーストに頼るExcel業務では、人為的エラーをゼロにできません。
一見わずかな誤りが、予算策定や在庫管理において重大な判断ミスを招く恐れがあります。
④ セキュリティ・コンプライアンスリスク
Excelファイルは、パスワードをかけても複製や持ち出しを完全に防ぐことは困難です。
「誰が、いつ、どのデータを書き換えたか」という操作ログが残らない点も、内部統制上の大きな懸念材料となります。
⑤ DXを阻害する業務の塩漬け
「既存のExcel業務が多すぎて、新システムへ移行できない」という現状が、DXを阻む壁となっています。
現場の反発や移行コストを懸念し、非効率な業務がそのまま固定化(塩漬け)されているケースが散見されます。
dbSheet導入による解決
① データガバナンスの確立
dbSheetは、入力インターフェースとして使い慣れたExcelを活用しつつ、データの実体はサーバー側のデータベース(SQL Server等)で一元管理します。
これによりデータの整合性が自動的に担保され、厳密なアクセス権限管理と更新履歴の記録が可能になります。
② 属人化・ブラックボックス化からの脱却
処理ロジックをサーバー側で管理するため、業務仕様が可視化されます。
Excelの操作感を維持しながら、業務プロセスを「個人のスキル」から「組織の資産」へと転換できます。
③ システムによるデータ品質の担保
入力ルールの制御や承認フローを標準装備しています。
数値以外の入力制限や、承認済みデータのみを次工程へ流す仕組みを構築できるため、Excelでは防ぎきれなかったミスを未然に防止します。
④ 強固なセキュリティの実装
ユーザーごとの権限管理(閲覧・編集など)に加え、全操作ログをデータベースに記録します。
ファイルを直接配布・回収する必要がなくなるため、情報漏洩リスクを大幅に低減できます。
⑤ 「現場の慣習」を活かしたDXの推進
dbSheet最大の特徴は、Excelを完全に排除するのではなく、その利便性を「進化」させるアプローチです。
現場はこれまで通りExcel画面で作業するだけで、裏側ではデータがデジタル化され、他システムとの連携が容易な状態になります。
これは現場の抵抗を最小限に抑えつつ、レガシー業務をモダンなIT基盤へ乗せ換える「現実的なDX」の解法です。
崖の先へ:データ活用を次のステージへ
「2025年の崖」を越えた今、企業の明暗はさらに鮮明になっていくと推測されます。
生き残るためには、Excelの利便性に依存した「非効率の壁」を打破しなければなりません。
「Excel管理に限界を感じているが、現場の操作性は変えたくない」
もしそうお考えであれば、dbSheetは極めて強力な選択肢となります。
これは単なるツールの置き換えではありません。
現場に眠るデータを経営の意思決定に直結する資産へと昇華させるプロセスです。
5つの死角を解消し、データがスムーズに循環する組織へ。
現場の使いやすさと、企業のガバナンスを両立させた先にこそ、真のDXが待っています。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)






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