ノンプログラミングとローコード

2021年8月2日

2020年度から、プログラミング教育が小学校で必修化されています。
「ソフトウェアが世界を飲み込む理由」(マーク・アンドリーセン)で説明された通り、いま世界はソフトウェアで動いています。
その仕組みの本質を少しでも早く体感しておくことは、とても有意義であると思います。
そのためには、どんな言語でも良いのでプログラミングを勉強することですね。

時代の要請
デジタル技術の進歩が、人々の生活をもの凄いスピードで変えていると実感します。
コロナ禍が変化に拍車をかけ、皆さんの会社、業務にも影響を与え始めていることでしょう。
ある日突然、想定外の競争相手の出現、今だかつてない顧客の要求に直面します。
競争に勝つため、顧客の要求に応えるため、従来のやり方を常に見直し、素早くアップデートすることが生き残りの条件です。
この変化のスピートに追随するために、業務システムのブラッシュアップも必要ですが、情報システム部門には、充分な予算や要員が与えられていないのではないでしょうか。
ノンプログラミングやローコードは、システム開発にかかる時間とパワーを捻出して、現場の期待に応えたいという情シ部門のニーズから生まれたのでしょう。
もしくは、情シ部門に頼っていても、埒が明かないと諦めたユーザー部門のニーズかもしれません^^;

ノンプログラミング
文字通りプログラムコードを記述することなく、グラフィカルなインターフェースでパーツやモジュールを組み合わせることによってアプリケーションを作成することができるツールです。
さらに、業務にすぐ使えるテンプレートも用意されていて、初心者が短期間で業務システムを開発することができます。
筆者は、元々営業畑出身なので、プログラミングはサッパリでしたが、サイボウズ社の「デヂエ」というノンプログラミングツールのお陰で、様々なアプリケーションを自らの手で作成することができました。
ユーザーがツールを使いこなすには少々ハードルが高いのですが、情シ部門で作成したアプリケーションの軽微なカスタマイズをユーザーに受け渡すことは容易にできます。
結果として、情シ部門の負荷が軽くなります。
欠点は、機能に限界があるということです。その限界を超えて機能を付加することができないため、手順が増えてしまう、あるいは、ユーザーに妥協してもらうことも多々ありました。

ローコード
ローコードは、熟練プログラマー向けツールかもしれません。(使ったことがないので^^;)
GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)で設計した仕様から、プログラムソースコードを生成して、生成したソースコードを編集することにより、コーディングにかかる時間を短縮し、より完成度の高いシステムに仕上げることができる手法です。
型にハマれば圧倒的な開発スピードを実現して、且つ、痒いところに手が届く機能を実装できるツールです。
生成されるコードが、javaなどのメジャーな言語ならば、開発者の確保も比較的容易かもしれません。
欠点としては、ユーザーが、開発あるいはカスタマイズできるほど易しくないことですね。

踏み込んだ改革の必要性
ユーザー部門には、独学でプログラムを勉強していて、高度なプログラミング技術を持っている方もいるかもしれません。
業務に精通し、ITにも明るい人材は、システム内製化を推進する上で、キーマンとなれるかもしれません。
しかし、現状の人事制度では、現業と直接関係ない技術を評価する余地が残されていないのではないでしょうか。
ユーザー部門にシステムの開発・運用権限を委ねる場合、然るべきスキルを持った担当者が必要になります。
そして、そのスキルに見合った評価がなされる人事評価制度が用意されていないと、担当者として手を挙げる人は少ないでしょう。
DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するには、表面的な改革ではなく、人事評価制度まで踏み込んだ改革が伴わないと、絵に描いた餅になるのではないでしょうか。

理想の内製化ツール
さて、dbSheetClientはと言うと、情シ部門とユーザー部門が共創関係を持つことができるツールです。
システムの内容がよく見えて、機能実装の可否がある程度共有できて、軽微なカスタマイズはユーザー側でも対応できる可能性を秘めています。
日常業務で慣れ親しんでいるExcelをベースとしたツールであることも内製化にはピッタリです。
ノンプログラミングツールの限界を感じたら、是非ご検討ください。

皆さん本日もお疲れ様でした!
おやすみなさい(挙手)