ローコード&ノーコード開発ツールによる内製化支援ツール

こんにちは、営業本部の島村です。

コロナによって一変!ローコードやノーコード開発ツールというキーワードを良く耳にするようになりました。これまで受託開発を中心としていたITベンダーの間でも、ユーザーの内製化を推進していく流れが強くなってきています。

日本企業のITは外注化率が高すぎる。内製化を進めるべき?

DXの機運の高まりとともに日本企業のITは外注化率が高すぎるため、内製化を進めるべきではないだろうか?現場からの改善要望が多くあがっても、IT部門で対応してもらえるのがその内の数件程度というお客様も多いのではないだろうか?。スピード感ある対応ができないとなれば、「自分たちでなんとかしたい、するべきだ」という声が自然発生的に出てくるのも理解できます。

ローコード&ノーコード開発ツールによる内製化

現場主導で内製化する場合、業務部門が自らツールを習得したり、直接外部のITベンダーの支援を受けながらシステムを作ってしまうことも多いです。IT部門が関わらない場合もありますが、それではシステムの面でもデータの面でも統制を効かせることができなくなります。事態を回避するためには、IT部門が現場主導の開発のためのノーコードツールを用意し、現場部門に提供する。その際、一定のルールや決まりを守りながら開発をしていくことが必要です。
ローコード開発ツールを使えばコーディングの生産性を高めることはできるが、ツールがシステムのグランドデザインを行ってくれるわけではない。
これからのIT部門は、システムの根幹を設計するアーキテクトとしての能力が重要になる。
自社でコントロールできるシステムのためには、現場部門とIT部門が協力して内製化を進めて行くことが重要なキーポイントになっています。

dbSheetClientかんたん作成機能の誕生秘話!

私たちは、dbSheetClientを利用して受託開発を長年手がけてきました。dbSheetClientはそれ自身がノーコードツールなので、基本的な機能を活用したシステム開発はユーザー企業自身で行うことができます。しかし、内容によっては一部をカスタマイズしようとすると一般の企業では難しく、我々のようなメーカー(または開発会社)が受託して作ることになる。そこに矛盾を感じていました。
元々ユーザー自身の手で開発を行えるツールなのに、カスタマイズのために外注のプロセスとコストをかけるということに、当事者として違和感がありました。ならばカスタマイズも内製でできるようなツールを作ればいい。
それがかんたん作成機能を新たに新規開発する動機となりました。ウィザード形式を取り入れたことで開発のスピードアップとエンドユーザ層の方でも迷うことなくかんたんに作成できる仕組みを提供しています。

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なぜシステムをdbSheetClientで内製化するか?

企業がシステムの変革を強いられる一番の要因は、スピードではないでしょうか?予測不能なビジネス環境の変化に対して、素早く対応していかなければいけない。特に現場の業務システムは仕様が曖昧で変化にも柔軟に対応する必要がある。dbSheetClientでは、現場が使い慣れたExcelで画面、帳票を作成し、簡単に試行錯誤が出来ます。更にそのExcelファイルを使ってdbSheetClientで動くプロトタイプを作成することができます。これがdbSheetClientで内製化する最大のメリットになります。dbSheetClient製品は、内製化を加速し、品質の高いシステムを素早く開発するため、ウィザード形式+ノーコード開発を取り入れました。

一部が人の手によるコード開発の場合は、属人化を生み、バグの原因にもなる。dbSheetClient製品の持つ機能(ウィザード形式+ノーコード開発)であれは、自動生成されるプログラムがそうした不確定要素を排除できます。

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内製化支援でSIベンダーとWin-Win

 表面的には、内製化によって外注先は必要がなくなるように見えるが、実は逆です。これまでの受発注の関係では、仕様書は共有できても、(顧客がソフトウェアの)中身まで理解することはできませんでした。これからはユーザーとベンダーが、同じプラットフォームの上で同じ"言葉"(=ツール)を使ってコミュニケーションができるので、私たちが作ったプログラム(内容)をお客様側でも理解できるようになっていきます。
 同じツールで作られているシステムは、仮に私たちがタッチしていない部分に、途中から入っていく場合も把握できます。ユーザー企業はベンダーとの関係をより柔軟にコントロールできるようになり、ベンダー側にとってもパートナーとしての役割が残ります。

プロト作成支援並びに内製化支援教育セミナー

当社では、ユーザーにツールを使いこなしてもらうためのセミナーを重要視しています。このセミナーはマニュアル的な教育でなく、実際に動くプロトタイプを活用した実践的なセミナーとなっています。
セミナーの中では、実際に業務で使うデータを処理するシステムを組んで、すぐに現場で利用できるように心がけています。研修に参加される方は、おおむねこの段階で内製による開発の感触をつかんでいただけます。
セミナーが終わればいよいよ内製による開発の本番に入りますが、いくらセミナーをしても、現場のニーズを100%満たすにはハードルが高いケースもあります。そのため内製化の初期段階では、当社のSEとユーザー企業の担当者が共同で開発する体制も可能にしています。

 
 今後の内製化の方向性については、DXと呼ばれる領域、つまり、ビジネスに直結していて効果が出やすい業務に関しては、スピーディに開発して、実行しながら修正していくことが必要になっていくと考えています。

WebセミナーにてdbSheetClientを体感して頂ければ幸いです。newcom_cafe.gif

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dbSheetClient とは

Posted by Kouhou