データ量が多いと発生するAccessの「重い」「遅い」を改善
こんにちは、ブログ担当の梅本です。前回に続き、今回もdbSheetClient(ディービーシート・クライアント)のAccess対応版を導入されたお客様の紹介です。こちらの会社も大手の製造業で、マイクロソフト社のAccessを使って営業のための業務システムを運用してこられました。Accessでシステムを構築できる優秀な技術者の方が社内におられ、各拠点はVPN経由でデータのやり取りをしています。
データ量が多いとレスポンスが低下する原因
しかしAccessシステムは、データ量が増えるにつれて、徐々にレスポンスが低下し、「重い」「遅い」という状況が発生することがあります。このような問題が発生する主な原因の一つとして、サーバーに置かれた全レコードをクライアントにダウンロードし、処理を行うAccessの仕組みにあることがわかっています。たとえば、たった1レコードの答えを得るために全てのデータが、一度はネットワークを流れて目の前のパソコンにまでやってきます。
Accessはいままで通り使ってレスポンンスだけ改善したい
この問題が影響し、こちらの会社でもシステムの見直しが行われていました。ただAccessで構築した現在のシステムはそのまま使い続けるという方針は決まっていました。このAccessの業務システム自体には問題はなく、上述のレスポンス低下さえ改善できればいいという考えでした。せっかく作り上げたシステムを捨ててしまう必要はないからです。
サーバーDBに対し直接ネイティブSQLを実行
そこでAccessはそのまま活用しつつ、レスポンス低下を改善する仕組みについて検討している中、Web上でdbSheetClient Access対応版を見つけていただきました。これは、サーバーDBに対し直接ネイティブSQLを実行させ、その結果を受け取る仕組みを採用しています。そのため、サーバーに置かれた全レコードではなく、サーバー上で処理された処理結果のみをクライアントは受け取ります。これにより、今回のようなネットワーク上を流れるデータ量が原因のレスポンス低下問題は解消されます。
また既存のAccessがそのまま使える点はもちろんですが、dbSheetClientは安価で導入できるとう点も評価されているようです。
APIを使って既存のAccessを制御
なお、このAccess対応版はAPI(アプリケーションプログラムインターフェイス)を使って、既に運用しているAccessシステムに少し手を加えることで利用できることもあり、こちらの会社ではAccess対応版を採用してから本稼働するまで、非常に早かったのが特徴的でした。2回程度のdbSheetClientの講習を受け、その後は全て内製化にて自分達でシステムを構築されました。
いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
何かヒントになる内容がありましたら、本当に幸いです。
dbSheetClient-Access対応版を採用された企業様のユーザー事例
・Accessで開発した『 総合管理システム 』をdbSheetClientでWeb化し、抱えていた課題を全てクリア !!
綜合エナジー株式会社 様
・Accessで作成した『営業支援システム』を国内10拠点で運用可能なシステムへレベルアップ !!
産業用電気機器 卸売業 様 (本社所在地 : 東京都)
・物流の顧客管理システムを、既存のAccess資産を活用して、Webシステムを構築
一宮運輸株式会社 様
Access ADP 廃止でお困りの方へ
マイクロソフト社では、Accessバージョンが2013以降から、このADP(Accessプロジェクト)への対応を廃止することとなりました。
そこで、Access ADP方式に変わるシステムの検討が必要な方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
Access ADPを補って余りあるAccess対応版 >>
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