dbSheetClient

ユーザー訪問

株式会社住理工 ロジテック様

http://www.lg.sumiriko.co.jp/

dbSheetClientを使ってシステム内製化
自動車業界特有の輸送形態である多品種小ロットの複数納入先混載便管理に対し、 荷量・積載率の予測を数値化した「荷量管理システム」を構築!

現場担当者のエクセル業務のシステム内製化を進める中で、同時に業務改廃を進めながら、現在、10数個のシステムを構築して、本社事務工数低減を実現!

資料やデータ作りに対し、データベース化する事で、様々な事に活用できる会社の資産だと認識してもらえた事が、数字では表すことが出来ない最大の効果!

物流の専門家集団 住理工ロジテック様のご紹介

   「ものの流れをつきつめる」
これが弊社の企業活動の基本姿勢です。
株式会社住理工ロジテックは2003年10月に東海ゴム工業株式会社(現 住友理工株式会社)の物流事業部門が分社化され設立されました。生産に必要な原材料や部品の調達・保管・供給及び、出来上がった製品のアセンブリー・お客様へのジャストインタイム納入の事業を拡大してまいりました。その活動は国内にとどまらず、米国や中国を含むアジア各国の輸出入業務や海外現地における流通システム構築のサポートを推進しています。こうした実績を生かして、さまざまな分野(工業製品、食品、家具、衣服等)のお客様のニーズにお応えして業容を拡大しております。物流は“経済活動を支える血液の流れである”と考えられます。この流れを円滑に、最適に行なう為に、専門家集団として“ノウハウ・システムを企画・提案する事により、お客様と共に歩みたい“と存じます。

会社概要

社 名
株式会社住理工ロジテック
本 社
〒485-0831
愛知県小牧市東二丁目322番地
資本金
70百万円
代表者
代表取締役社長 鈴木 慎也
売上高
20年度 9,312百万円
事業案内
貨物自動車運送事業
輸出入貨物取扱事業
荷役、保管、梱包等の物流事業
及び物流コンサルタント
創 立
2003年10月1日
電話番号
0568-77-2986(代表/総務・安全品質)
0568-77-4399(国内グループ)
0568-77-2261(海外グループ)
0568-77-3289(外販グループ)
FAX番号
0568-77-2928
E-mail
web-toiawase@jp.sumiriko.com
グループ会社
住友理工株式会社

(2021年6月末現在)

訪問インタビュー

三尾 芳郎 氏  企画グループ  リーダー


Topics

当社では、dbSheetClientを利用して、10数個のシステム(プロジェクト)を構築し運用しております。 dbSheetClientを導入して、最初に取り組んだのが異常発見管理システムでした。その後、物流業務における現場担当者のエクセル 業務のシステム化に取り組みました。今回は、その中から2つのシステム「異常発見管理システム」と「荷量管理システム」を紹介します。


システム構成図(事例1)

異常発見管理システム

異常発見管理システム

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システム規模(事例1)

異常発見管理システム   利用部門:安全品質部門

  • テーブル数 : 4
  • 画面数 : 9
  • SQL数 : 33
  • マクロ数 : 6
  • シート数 : 19
  • 開発着手 : 2019年7月
  • 本番稼働 : 2019年10月

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システム概要(事例1)

異常発見管理システム

   弊社で管理しています7つの物流拠点に於いて、大小様々な物流品質異常報告を担当部署で一元管理するシステムです。 報告された内容は、年度や月別・拠点別等でグラフを作成し、社内外で使用する報告資料等に活用しています。 これまで発見された異常内容を、関係部署へ展開する際には、一覧表からの抜粋や転記業務が必要でした。しかし、システムによって データベース化されたため、抽出ボタン一つで可能になりました。また、拠点独自視点の管理表を作成し、全社管理表との相互 管理が可能となり、社内関係者間での標準化が促進されました。

トップ画面
TOP画面
メニュー選択
メニュー画面
対象年月指定(カレンダーで指定)
対象年月指定
既存データ照会
既存データ照会
上段:既存データ(参照登録)下段:新規入力

上段
既存データ(リスト型)からカード型へのデータ展開
既存データ(リスト型)
拠点(DC)別の集計グラフ
拠点別の集計グラフ
拠点全体(月別&年間件数の内容別)グラフ
拠点別の集計グラフ

本社管理)一覧表⇔拠点管理)一覧表

TOP画面

システム導入前の課題・要望(事例1)

異常発見管理システム

①物流品質異常連絡については、各物流拠点から定型フォームでメール送信してもらい、本社で報告資料用に纏めていた。
②報告内容には現物や現場写真を添付していた為、本社ファイルサーバーの負荷が高くなり都度圧縮をしていた為、過去の報告内容が参照し難い状態になっていた。
③報告書を作成する拠点担当者により入力書式が異なっていた為、集計作業に変換等の手間が発生していた。
④本社でグラフなどを使用した拠点単位集計が見たいという要望があった。
⑤親会社への報告資料について、その都度拠点管理者が作成していたので集計等に工数が掛かっていた。

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システム構成図(事例2)

荷量管理システム(Vollme_Management2.0)

TOP画面

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システム規模(事例2)

荷量管理システム(Vollme_Management2.0)  利用部門:物流管理部門(自社・Grp内)

  • テーブル数 : 37
  • View数 : 18
  • 画面数 : 15
  • SQL数 : 72
  • マクロ数 : 10
  • シート数 : 27
  • 開発着手 : 2020年9月
  • 本番稼働 : 2021年2月(以降活用範囲を順次拡大中)

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システム概要(事例2)

荷量管理システム(Volime_Management2.0)

自動車業界特有の輸送形態である、多品種小ロットの複数納入先混載便管理に対し、3ヶ月数量内示を使用した荷量・積載率の予測を標準フォームで数値化したシステムです。これまで、属人化され表面的にならなかったコツや経験等を関係者間で共有しながら検討し、数値化出来るよう標準フォームを作成することにより、同じ指標を持って検討出来るシステムを作成しました。
これにより、従来は都度対応していた幹線便を増減して来ましたが、物量変動を事前に予測することで、輸送会社と交渉や変更依頼ができるツールとして活用しています。現在は、輸送実績をデータベース化する機能を設け、輸送費についても予実分析などが出来るように機能の拡充を図っています。

荷量管理システム  トップ画面
TOP画面
主要納入先向け定期便積載率
主要納入先向け
集約便日別荷量明細
集約便日別
主要納入先別荷量明細(出荷拠点ベース)
主要納入先
その他納入先別荷量明細(サプライヤーベース)
その他納入
主要幹線便荷量明細(輸送区間単位)
主要幹線
集約便単位納入先別荷量TOP10
TOP10
ルート別輸送費単位マスタ(輸送費予実管理に使用)
納品先
実態積載率検証用シート(システム数値と実態の検証)
納品先
納品先・品番別荷姿マスタ(内示取込み時に内部で更新)
納品先

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システム導入前の課題・要望(事例2)

荷量管理システム( Volime_Management2.0 )

①物量計算に必須となる製品納入時の荷姿(容器サイズ・収容数)のメンテナンスは、基幹システムの調達や売上管理に必須項目では無く整備不足なため、情報を個人(担当者)レベルでしか把握しておらず、共有出来ていなかった。
②専任担当者が自身の保有している情報を元にエクセルでデータ加工と集計を行っていたため、担当者に高負荷(残業増)が掛かっていた。
③大量な品種の荷姿管理は個人レベルでは対応が難しいため、把握出来ていない品種分については実務レベルで対応していた。
④定期便の増減対応は現場からの打ち上げと実態把握になっていたため、事後対応となる事が多くムダなコストが掛かっていた。

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dbSheetClient・Excel対応版を採用した理由

業務の大部分がエクセルを使用した業務で占めているため、数年前よりフロント・エンドをエクセルで使用出来るシステムを探していました。
採用のポイントとしては、
①エクセルで入力・作成したデータをデータベースに記録でき、ローカルネットワーク上で共有出来ること。
②エクセルの機能が出来るだけ継続して使用出来ること。(マクロ、関数がフル活用できること)
③画面上で表示されているままの状態でブック保存が出来ること。
④データの更新や登録等のエビデンス(いつ、誰が、どう使用したかというトレース)が容易に取得確認出来ること。
⑤ベンダーに頼らず、自社で開発改修などが比較的容易に行えること。
以上の条件を満たしているツールとして『dbSheetClient』を知り、細かな説明を受けた結果、こちらの要望をほぼ満たすこと が出来ると判断し導入するに至りました。

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システム導入の効果

導入後に、先ず始めたのは、社内幹部への概要説明を行い理解して頂いた上で、担当者レベル業務のシステム化を進めました。
また、一部のメール等による業務報告やデータ集計業務については、導入時にニューコムさんに協力頂き情報共有システム化をすることが出来たため、これまでは報告資料を随時纏めていましたが、インプットとアウトプットの画面を作成することで、本社の事務工数低減が図れました。
一方で、これまで担当者が保有していた業務内容についても、システム化を進める中で業務改廃を進めることが出来ました。
また、導入時の懸念事項であった変更点に対する現場担当者の抵抗についても、通常業務のインターフェースがエクセルを使用しているため、比較的年配の方からも利用しやすいと評価を頂きました。
さらに、親会社の情報システム部でも導入することが決まったので、今後はGrp間での情報共有ツールとして利用できると考えています。
全体としては、これまでは残すことだけしか出来なかった資料やデータ作りに対し、データベース化する事で、様々な事に活用できる会社の資産だと認識してもらえた事が、数字では表すことが出来ない最大の効果だと思っています。

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今後について

   導入当初はSQL文について知識が乏しく、ニューコムさんへ作成依頼をする事になるだろうと予想していましたが、購入した際の手厚いフォローやSEさんのDB&SQL技術ブログを拝見し、導入後半年程で自社開発が進められるようになりました。今後は開発担当者のスキルアップを図りつつ、各担当者業務のシステム化で業務の可視化や標準化を検討し、同時に業務改廃を着実に進めていきながら、担当者が少しでも楽になったと言われるシステム作りを考えていこうと思っています。しかしながら、業務実績をデータベース化するだけでは今までのファイル保存と変わりませんので、外部システムも視野に入れた可視化ツールを考えています。Grp内での共有情報としての活用も視野に入れながら、有効な情報共有ツールとしての『dbSheetClient』を浸透させていきたいと考えています。

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