dbSheetClient

ユーザー訪問

ニダック株式会社 様

https://www.nidak.com/

dbSheetClient Access版を使って内製化
鋳造製品の受注生産における、見積から、受注、製造、検査、出荷に関わる専用システムを構築!!

営業部、製造部、品質管理部、管理部の各部門間における各種データの情報共有により、品質・管理レベルが格段に向上!

ニダック様のご紹介

Total Cost & Quality

   私達は徹底的に品質を追い求めます。私達の品質とは、お客様の求めるSpec.や図面を満足することだけではなく、納入後のお客様の工程まで含めたTotal Cost & Qualityとして捉えます。
   私達は常に数百種類の鋼種を扱っておりますが、それぞれに材質基準書を作成しており、化学成分であれば、お客様の要求する成分範囲より、はるかに狭い範囲を自社で設定し、熱処理では製品の最高のパフォーマンスを引き出せるような条件を設定しております。
   機械加工では、製品のサイズ、形状或いは材質により加工中に変形することがあるため、自動機械ではなく敢えて人の手によって加工することもあります。そうすることで、製品毎のばらつきを無くし、納入後のお客様のスムーズな工程を実現し、コストメリットを引き出すことが可能となります。
   これが私達の追い求める品質であり、Total Cost & Qualityです。

会社概要

会 社 名
ニダック株式会社
代表者
代表取締役社長 西 喜治(にし よしはる)
従業員数
156名(本社27名 高萩工場129名)(2020年12月時点)
資本金
1億円
売上高
26億5600万円(2020年5月期)
事業案内
ステンレス・耐熱鋼鋳物、高温高圧鋼鋳物、 ニッケル・コバルト基合金鋳物、耐摩耗鋼鋳物、 特殊鋼溶接組み立て、 パルプ・製紙機械用リファイナープレート製造、 成分分析試験、放射線検査試験、機械試験、 腐食試験、耐摩耗試験、AOD受託精錬
所在地
[本社] 〒101-0041
東京都千代田区神田須田町2-8-1 須田町MKビル
TEL : 03-3256-0039
FAX : 03-3256-0728
MAIL : alloycasting@nidak.com
[高萩工場] 〒318-0004
茨城県高萩市上手綱朝山3641-5
TEL : 0293-24-1111
FAX : 0293-24-0111
MAIL : ndktaka@atlas.plala.or.jp
[高萩第二工場] 〒318-0004
茨城県高萩市赤浜苅又作2100-141
TEL : 0293-24-9128
FAX : 0293-24-9129
関連会社
ニダック精密株式会社
加入学会
日本学術振興会、日本鋳鍛鋼会、紙パルプ技術協会、日本機械学会、 日本金属学会、腐食防食協会、石油学会

当社事業の強みについて

   当社は、ステンレス鋼鋳造品メーカーでオーダーメイドでの受注生産態勢をとっております。材料成分、形状等が変化に富む多品種少量生産会社ですので、客先の使用条件に適した材料を見出し、その特性を数字的、質的に証明するための材料研究態勢が整っております。更に大学、研究所、客先との共同開発研究も行っています。創業以来、長年蓄積してきたノウハウを核とし、更に鋳造シミュレーションなどのIT技術を組み合わせることで、当社の強みである 5つの鋳造法を駆使した柔軟な生産態勢を構築することができました。客先のニーズに対し、さまざまな形状、材質、仕様の製品を作り上げるための最適な方法を検討することができます。
   貴社で、現在ご使用中の耐食、耐熱、耐摩耗鋼の鋳造物について、材質、形状的に更に進歩したものを採用することを御計画の際には、是非当社を参加させてくださいますようお願い申し上げます。

NIDAK corporate image(ニダック様の会社イメージを動画で紹介しております)

ニダック様の会社イメージを動画

※上記、画像をクリックすると、YouTube動画(約1分40秒)がBGM付で視聴できます。音量にご注意ください。

訪問インタビュー

訪問インタビューに参加してくださった方々

ニダック株式会社  高萩工場  研究技術部と管理部の皆さん


システム構成図

鋳造製品の受注生産における各種システム

利用部門 : 営業部、製造部、品質管理部、管理部  利用人数 :約50名

鋳造製品の受注生産における各種システム

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システム規模

構築したシステムは、以下の13システムの中から3つシステム(太字)を紹介します。

システム規模

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主な開発システムの紹介

1)製造伝票作成システム

【システム導入の目的と概要】

営業による受注伝票の発行、見積書番号の採番及び見積原票を作成(管理・保管)するシステムです。そのためのマスターデータ管理も合わせて行っています。また、見積原票(見積をスキャンしたデータ「DocuWorks」で管理)は、参照(ハイパーリンク)できる仕組みも実現しました。

<製造伝票(受注伝票)の発行>
   お客様よりご注文をいただいた際には、営業部でExcelフォームを用いて、製造伝票(受注伝票)を発行し、書類ベースにて社内へ配布をしていました。紙ベースで情報共有を行う体制ではあったものの、納期、図面、仕様等の変更があった際には、リアルタイムでの情報共有が難しかったため、今回のシステム化により受注品情報のデータベース化を行うことにしました。

<見積書番号採番・見積原票の作成>
   お客様より新規引き合いを受領した際、ご依頼の製品見積り作業を進めるにあたって、各新規依頼製品の見積情報を管理するための採番機能を持たせています。現状は、見積番号の取得機能、客先名(&向け先)、営業担当者名、品名の管理になります。

【システム画像】

システム画像

【システム導入効果】

   製造伝票(受注伝票)が、受注品情報としてデータベース化できたことにより、主に営業部門と製造部門が、リアルタイムでの情報共有がスムースに行えるようになりました。また、営業部門で課題だった伝票印刷の時間が、大幅に短縮できて大変喜んでいます。
   見積原票番号の取得は、手書きノートや共通のExcelデータを利用していたので、同時に番号の取得作業が不可能であり、営業が番号を取得するために順番待ちしなければならない状況でした。昨年からのコロナ禍によって在宅ワークを余儀なくされている現在、当該システムを導入したことが、大きなメリットとなっています。もちろん、手書きのノートは廃止しました。また、見積に対する受注状況は、日付入力することで管理できるようになりましたし、見積番号に紐づいて、客先管理もできるようになりました。合わせて、受注結果を集計できる仕組みも実現しました。今回のシステム化で、営業部門において見積から受注における管理レベルが格段に向上しました。


2)品管出荷管理システム

【システム導入の目的と概要】

   製品(製造した鋳造完成品)の出荷予定とその実績を管理するシステムです。また、完成品在庫の管理も行っています。当社は、品質を最も重要視しています。品質には納期厳守も含まれ、納期を確実に守るために出荷予定とその実績情報を管理することが重要になります。また、輸送期間が海外(他国)の競合との間でハンデとなる当社として、欧州の主要客先とは、預託契約を結び少しでも納期短縮を図れるような対策を取っているため、完成品在庫の管理がより重要になります。これらの情報を、社内でリアルタイムに共有するためのシステムになります。

【システム画像】

システム画像

【システム導入効果】

   出荷可能品(完成品)情報と在庫情報に、営業部員がアクセスできることで、お客様への情報提供が容易にできるようになりました。お客様の希望納期にすばやく対応(情報提供)できる他、ニーズに対する柔軟な対応が可能になりました。完成品の出荷状況を社内でリアルタイムに情報共有できたことが大きな効果です。


3)ミルシート作成システム

【システム導入の目的と概要】

   ミルシート(鋼材検査証明書)とは、鋳造製品の材料試験・分析結果をまとめた成績書のことです。それらを作成するシステムになります。お客様の要求に従って、製品を納める際に共に提出しなければなりません。お客様の要求される項目によって実施しなければならない試験・分析項目が異なり、それら試験には試験そのものの他に、テストピースの準備が必要になります。テストピースは、製品と同一のチャージにて鋳込まれ、熱処理工程でも同一ロットでなければならず、その後に、国際規格に準じた試験片形状に加工を施さなければなりません。これら試験・分析は納期までに実施しなければならないので、製品の製造工程の他に品質管理部では、テストピースの準備に関わる工程の把握もできるシステムになります。

【システム画像】

システム画像

【システム導入効果】

   ミルシート作成に必要なデータ管理を行うことができるようになりました。各試験を納期に間に合うよう、テストピースの工程状況も把握できるようシステム内で情報へアクセスできるようになっています。また、試験結果項目(引っ張り検査、衝撃検査、熱処理検査など)を記録・管理することで、製品納品後のトレーサビリティも得られるようになりました。テストピースは、お客様の要求により、保管期間が決まっていますので、その管理もできるようになりました。

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dbSheetClient Access版 導入の経緯(採用した理由)

   dbSheetClient導入前、営業部ではデータをサーバーに置いて、端末で同時アクセスし排他制御が出来ていましたが印刷処理に大幅な時間がかかっていました。他部署では、各人が端末でAccessデータを入力し、各ユーザーが各自のPCで担当のテーブルを更新して、サーバーのデータを更新していたのでタイムラグが発生していました。何とかならないものかと、インターネットで検索していたところ、ニューコムさんのdbSheetClientを見つけたことがきっかけになりました。
   ニューコムさんから、dbSheetClient Access版を導入する前に、「Accessプロジェクト開発体験版」を提供していただき、操作マニュアルを見ながら、少しずつ慣れて行きました。Accessのスキルが高いわけではありませんが、今まで使ってきたAccessをそのまま使うことが出来、リアルタイムにデータを共有できる仕組みを構築することが出来て導入することになりました。導入後、あまり時間がかからずシステムを稼働することが出来たのは、体験版で、ある程度コツをつかむ事が出来、自信がついたからだと思います。(体験版がすごくわかりやすかったことと、体験版の利用期限を延長して頂いたことが大きかったと思います)導入後は、ニューコムさんのサポートセンターに、的確なサポートを行っていただき、無事に複数のシステムを本稼働することが出来ました。

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今後について

    製造伝票作成システムでの受注残情報と営業部の引合い案件情報を組み合わせることで、短納期案件が増加している現状でも、生産スケジュールの管理をより正確かつ、リアルタイムに行えるようしたいと思います。
未だに情報を得ることが難しい(日報入力のルール検討中)部署や工程があるので、それらの情報収集の体制を確立し、正確な情報で入力されたデータ同士の組合せを検証する事で、社内状況の見える化と分析がより有効に、容易にできるシステムを構築して行きたいと思います。また、担当ごとに個々の見積案件の詳細情報等をExcelデータへ入力している状況なので、先日、ニューコムさんにExcel版の講習をしていただき、Excelデータからのデータ入力方法についてもマスター(dbSheetClient開発版を使ってのシステム化)して、新システムを構築して行きたいと思います。

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