- dbSheetClient
ユーザー訪問
株式会社 デンソーテン 様
dbSheetClientを使ってMS-Accessで作成したADP資産をそのまま活用して「生産情報管理システム(ProMAS)」を新システムへレベルアップ !!
dbSheetClientサーバーで、リソースの一元管理(集中管理)を実現 !!
スクラッチ開発(VB)と比較して、開発費用(約1/10)、開発工数(約1/3)で、新システム構築 !!
基幹システム(生産管理)と連携(各種マスターデータなど)、また、製造に関わる各種システムとも連携して、全体最適なシステムを目指します !!
デンソーテン 様のご紹介
私たちは、「誠」を大切にして働き、お客様・社会に貢献します
お客様第一品質至上
私たちは、お客様に役立つことを第一に考え、最高の品質で期待の先を行く商品を生み出します。
社会への責任・貢献
私たちは、社会の一員であることを自覚し、企業活動を通してその責任を果たし、貢献します。
働きがい
私たちは、一人一人が誇りを持って働き、能力を発揮し、達成の喜びを分かち合う「場」を実現します。
社名の由来
社名「デンソーテン」の「テン」は、最高・至上を意味する「天」のことです。中国古典の「中庸」に「誠は天の道なり。これを誠にするは人の道なり。」という一節があり、前身の「神戸工業」「川西機械製作所」以来「天」「テン」「TEN」が商標として使われました。
会社概要
- 会 社 名
- 株式会社デンソーテン
- 本 社
- 〒652-8510
神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号
TEL:078-671-5081(代) - 創 立
- 1972年(昭和47年)10月25日
- 資 本 金
- 53億円
- 従 業 員
- 3,557名(連結:10,177名)
(2020年3月末現在) - 主な事業
- コネクティッド事業
・安全運転管理テレマティックスサービス
(通信型ドライブレコーダー)
・緊急通報システム
・AIを活用したタクシー需要予測サービス
CI事業
・ディスプレイオーディオ
・カーナビゲーション
・CDチューナー
・音響システム など
AE事業
・エンジン制御ECU
・エアバッグ制御ECU
・ハイブリッド制御ECU など - 営業所
- 宇都宮、東京、豊田
- 工 場
- 中津川(岐阜県)、小山(栃木県)、
メキシコ、フィリピン、タイ、
中国、スペイン - 研究・開発拠点
- 神戸(本社)、中津川(岐阜県)、
アメリカ、フィリピン、中国、
ドイツ - 海外駐在員事務所
- 中国
訪問インタビュー
(小山製作所)
CI事業本部 製造部
第二生産技術室
第三生産技術課
青木 洋美 氏
システム構成図
生産情報管理システム(通称:ProMAS)
利用部門:生産管理室、製造室
利用人数:150名
ProMASは、以下の3つのサブシステムから構成されます。
①マシン工程 | 日程計画、負荷工数、生産指示、かんばん設定表、生産進捗、稼働実績、検査・修理実績 |
---|---|
②組立工程 | 生産指示、基準日程表、少量品管理、倉入実績、負荷工数、加工日程表、作業日報 |
③マスター管理 | DBダウンロード処理(ホスト基幹システム⇒ProMAS) |
システム概要
当社、小山製作所では、2005年にMS-Access(MDB)を使って、製造工程管理支援システムを構築しました。
このシステムは、各組立ラインの作業実績管理(作業日報)と生産進捗管理を支援するツールとしてスタートしました。
作業実績管理では製品別作業工数を集計し、ホスト基幹システム(原価計算)へのデータ転送作業を自動化しました。
2010年には、生産量に応じて中量品はトヨタ後補充生産の仕組みを取り入れ、小量品については新たに日程計画作成機能を構築し、生産管理業務の効率化を図りました。更に基板実装ラインの工程管理システムを構築しデータ連携を行いました。しかし、データ量の増加にともない、レスポンスの悪化が課題となり、データベースをSQL Serverへ移行し、システムを再構築(ADP化)することにより、レベルアップを行ってきました。その後もユーザーのニーズに応じたシステム改善と機能追加を行い、生産情報管理システム「ProMAS」として運用して来ましたが、今回、MS-Access2010のサポート終了(2020年10月)により、ADP I/Fが廃止されたため、dbSheetClientを導入してMS-Access(ADP資産)をそのまま活用した新システムへ移行することができました。
システム導入前の課題・要望
MS-AccessのADP I/Fを使ったシステムは、特に問題はありませんでした。MS-Access2010のサポートが終了(2020年10月)することで、MS-Access2013以降のバージョンからADP I/Fが廃止されたことが大きな問題となり、システム再構築の検討をスタートしました。本音を言えば、マイクロソフトさんがMS-Access2013以降でもADP I/Fを継承していただければ問題は無く、ニューコムさんにも問合せすることも無かったと思います。MS-AccessとSQL Serverを使用したシステム開発でADP I/Fはすごくいい仕組みで操作性やレスポンスもまったく問題ありませんでした。
当社デンソーテングループの標準は、Microsoft Office365に移行しており、このままではMS-Access(ADP)で構築したシステムが使用できなくなり、業務への影響が大きいため、対象システムを洗い出し、最優先で生産情報管理システム「ProMAS」の移行方法について、関係部門と検討を始めました。それが2018年の8月頃でした。
dbSheetClient・Access対応版を採用した理由
上記の通り、MS-Access2010のサポート終了とMS-Access2013以降では、ADP I/Fが廃止されたことで、先ず、生産情報管理システム「ProMAS」の移行について、次の順番で検討を行いました。
まず最初に、ProMASの機能別に必要性(無くなった場合の影響度)を調査し、代替え手段や別システムへの移行を検討しました。
当社の神戸本社や中津川製作所のシステムで利用できるものはないか、また、平行して情報システム部門にシステム再構築を依頼しましたが、納期(2020年10月)までに出来ないということで、次に外部のシステム開発会社に相談したところ、スクラッチ開発になり、その開発費用が想定以上で納期も2年以上掛かることで断念しました。そしてインターネットで調べていたところ、ニューコムさんの「dbSheetClient」という製品を見つけました。
ちょうどそのころ製品紹介のセミナーがあり、情報収集を兼ねて参加させていただきました。セミナー終了後、開発部門の方と話しをさせていただき、現行システムの画面やレポートをそのまま使用することで開発工数が短縮できることがわかりました。そこで気になったのは処理レスポンスです。現行システムと比べて、dbSheetClientは、専用のサーバーシステムを使用するためです。そこでニューコムさんの開発スタッフに協力していただき、当社の開発環境でテストを行い、処理レスポンスは問題ないレベルであることを確認しました。
そうして、2019年度の設備投資予算の確保と稟議決裁をいただき、dbSheetClientによる開発に着手することができました。開発費用はスクラッチ開発(Visual Basic)と比べて約1/10、開発工数は約1/3(8ヶ月)で新システムが完成しました。
システム導入の効果
開発者の立場
一つは、システムのバージョン管理ですね。常に最新のシステムをユーザー(利用者)に提供できること。dbSheetClientサーバーに変更したAccessプログラムをアップロードすれば、自動的に更新される。この仕組みには助かります。これで、各クライアントPCに、Accessプログラムをコピーする手間がなくなりました。そして、やはり現行システムの画面やレポートがそのまま使用できたので、開発工数が大幅に削減できました。今までの開発してきた資産(Access ADP I/Fシステム)がそのまま使えるのが何よりもメリットです。今回は、優先度によりProMASを移行しましたが、それ以外のシステムも効率良く移行することが可能になりました。
利用者の立場
今回のシステム再構築において効果は正直ないのですが、2020年問題(MS-Access2010のサポート終了)にともなう、代替えシステムへの移行やマニュアル作業の増加を考えると、余計な負担や工数が増えずに、今まで通り、同じシステム(画面、レポート)が同等の操作性で使えることが何よりもメリットだと思っています。
管理者の立場
MS-Access2010のサポート終了(2020年10月)までに、問題なく、そして余裕を持って、新システムに移行することができたことです。もちろん、開発費用、開発工数について、当初、スクラッチ開発を検討した時はどうなることかと思っていましたが、幸い、早い時期にニューコムさんと縁を持たせてもらって、当社として、ベストな選択ができたと思っています。ありがとうございました。
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