シナネン株式会社 様
https://sinanen.com/

Excel UIを活かした「受発注システム」を構築
データベースで受発注情報を一元管理する事で、燃料油の受注から発注
までをシームレスに連携。オーダーミスゼロの業務運用を実現!

受発注業務における課題(転記作業の低減・オーダーミスの削減・属人的要素の解消・ペーパーレス)を解決

シナネン株式会社様のご紹介

時代の求めるエネルギーを届け、社会を支える

シナネン株式会社は、シナネンホールディングスグループの法人向けエネルギーサービス企業です。石油製品の販売、再生可能エネルギー、電力販売、太陽光発電メンテナンスなど、幅広い事業を展開しています。
私たちは、1927年に固形燃料の製造・販売会社として創業し、以来、お客様に快適なエネルギー環境を提供してまいりました。これからも時代の求めるエネルギーをお届けし、社会を支える「社会に欠かせない総合エネルギーサービス企業」を目指してまいります。

会社情報(プロフィール)

商号
シナネン株式会社 SINANEN Co., Ltd.
会社設立
2015年10月1日
株主
シナネンホールディングス株式会社
(東京証券取引所プライム市場上場 証券コード:8132)
本社
〒140-0002 東京都品川区東品川1丁目39番20号
TEL:03-6478-7900(代表)
資本金
1億円(2025年3月31日現在)
代表者
代表取締役社長 小松 良則
従業員
165名(2025年3月31日現在)
URL
https://sinanen.com/

訪問インタビュー

  • 石油事業本部 供給部 受発注チーム

      写真の左から、

    • 小幡 麻美 氏
    • 小林 緑 氏
    • チーム長
      浜中 昌樹 氏
  • 経営企画部 DX推進チーム
    • 青山 達也 氏

シナネン株式会社 新潟の受発注チームの事務所風景

Topics

システム構成図

システム構成図

システム規模

  • テーブル数: 11
  • 画面数: 8
  • 印刷(帳票数): 1
  • タスクセット数: 121
  • SQL数: 53
  • マクロ数: 5
  • シート数: 42
  • 開発着手: 2024年8月
  • 本番稼働: 2025年4月

システム概要

当社は石油の卸売りを主な事業とし、その受発注業務は、新潟の受発注チームが行っています。
受発注業務は「受注」「発注」「配車」の3つの作業で構成され、主に次の流れになります。

  1. 受注内容を確認し、受注データとして登録
  2. 受注データを元に発注データを作成
  3. 発注先(石油元売りや商社)に合わせた手段(FAX・メール・WEB・EDI等)で発注
  4. 発注データに基づいて配車を段取りし、取引先運送会社へ配車依頼
  5. 発注処理が完了したデータをRPAにより基幹システムへ連携・登録

この一連の受発注業務は、従来はExcel(VBA)を中心とした作業でしたが、今回dbSheetを活用して“ExcelのUIを活かしたデータベースシステム”として「受発注システム」を構築し、以下の効果を実現しました。
①オートメーション化 ②作業の省力化 ③オーダーミスの低減 ④属人化の解消 ⑤ペーパーレス化
その結果、受発注業務の工程やステータスを一気通貫で管理できるようになり、従来抱えていた課題を解決することができました。
※なお、配車業務のシステム化や発注先とのEDI連携は今後の開発対象としており、今回の事例紹介には含まれていません。

【受発注システムの画面例】

① 受注FAX入力フォーム画面
② 受発注照会画面
③ 変更、キャンセル画面

システム導入前の課題・要望

システム化にあたり、まず従来のExcel中心の受発注業務を可視化し、課題の整理と効果を明確にすることで、システム化の目的・ゴールを設定しました。(下記参照)

dbSheet・Excel対応版を採用した理由

当初はパッケージシステムの導入を検討しましたが、石油受発注業務に特化したパッケージ製品は限られ、かつ、カスタマイズが必要になり工数・費用が大きくなることが想定できたため、スクラッチ開発できるシステムを選択しました。

展示会で初めてニューコム社の dbSheet を知り、「Excelライクなシステムの中でもVBAが利用できるなかなか良いシステムだな」と興味を持ち、スクラッチ開発が可能な他社システムを含め5社ほど並行して比較検討を進めました。

比較検討の重要なポイントとしては、既存の「PC-FAXによる発注」の仕組みを活かしたシステム化が可能かどうかでした。というのも、発注業務において取引先ごとに指定された約40種類の発注書があり、その多くがFAX送信に限定されているためです。その点で、 dbSheet には「Excel資産を引き継げること」「VBAが利用できること」という大きなメリットがあり、RPAやVBAによる既存の業務効率化の仕組みを活かすことで開発費用を抑えられると想定しました。さらに、前述の課題解決の実現性があること、従来のExcelベースの業務と親和性があり現場担当者が新しいツールや操作を覚える負担が少なく、導入がスムーズに進むと判断できたことを踏まえ、最終的に dbSheet の採用を決定しました。

システム導入の効果

システム稼働から半年が経過しましたが、システムを利用する受発注担当者からは大きな成果が報告されています。従来は、紙のオーダーシートを見ながらExcelへ転記し、さらに複数工程の作業が発生する中で、ヒューマンエラーによるオーダーミス(転記ミスや受注内容の誤発注)などが少なからずありましたが、現在そのエラーの発生ゼロを維持しています。今回のシステム導入によりデータが一元管理され、後工程である基幹システムへの登録まで一気通貫で処理できるようになったことがこの成果につながっています。

データベース化によりFAXで受注した紙の紛失や「送ったのに届いていない」といったトラブルがなくなりました。また、以前のようにExcel動作が重くなることで作業に支障をきたすといった問題も解決されると共に、オーダーの進捗状況が可視化され、管理者・担当者が安心して業務に取り組める環境を整えることもできました。これにより、導入前の課題となっていた「①転記作業の軽減、②オーダーミスの削減、③属人的要素の解消、④ペーパーレス」のいずれについても十分な効果につながっています。

今後について

当社では、受発注システムの構築を3つのフェーズに分けて進める方針としました。

  1. 第1フェーズ:データベース基盤を構築し、受注対象を限定した導入
  2. 第2フェーズ:受注対象の拡大、発注機能の拡張開発
  3. 第3フェーズ:配車業務のシステム化や発注先とのEDI連携

今回の開発(第1フェーズ)においては、当初よりニューコム社とコムシス情報システム社(※)にご協力をいただいています。業界の専門用語についても理解を深めていただき、受発注担当者からの質問やシステムに関する細かな要望にも丁寧かつ的確にお応えいただきました。また、導入前のテストにおいても修正要望に迅速に対応していただくことで、無事に2025年4月から本稼働へ移行することができました。

第2フェーズでは受注対象の拡大、発注機能の拡張開発等の構築を進めると共に、持続的に成果を生み出す業務基盤として確立することを目指していきます。

(※)コムシス情報システム株式会社:株式会社ニューコムのdbSheet開発パートナーとして10年以上の実績があります。

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